階段着色塗装の行方
お世話になっております。塗巧です。
本日はだいぶ前になりますが、階段を着色塗装した物件の仕上がりを確認できたのでお知らせします。
こちらが素地の状態です。
材質はゴムの木の集成材です。
着色をコンビステインというアルコール系の着色剤で染色しました。
その後、ワトコオイルにて仕上げています。
床に合わせて色を作ったのですが、床全体に養生が施されているため、
なかなか雰囲気が掴めませんでした。
現場のクリーニングが終わって、養生が剥がされ全体がわかるようになりました。
この角度で見ると階段が少し黄色が強いように見えます。
床板が天然木のため、見る角度によって色が変化する方向変色という現象が起こります。
そのため着色が困難になります。
少し角度を変えた画像です。
この角度ですと床板と階段がマッチします。角度によってこれほど色に差が出るものですから、
床養生をされていてはなかなか色合わせもしにくいのが現状です。