羽目板ノンロット防腐剤 着色仕上

こんにちは。

今日の新潟は雨スタートからの午後は雪でした。

本日は、先日工場で塗った羽目板を現場で仕上げ塗装してきました。工場での事前塗装の記事はこちら→

工場でいい感じに既存の色に調色できたと感じたのですが、現場に貼り付けてみたら結構既存と新規で色の差がでてしまってがっかりです。

見本の板を貰って色合わせしたのですが、木も部位や産地、次期など様々な要因で個体差がはっきり出ます。既製品の同じ塗料の色を塗っても全く違う発色になるので調色は憂鬱となります。

現場の写真を載せてみていただくのが一番わかりやすいのですが、プライバシーの観点からお客様のお部屋をインターネットにさらすわけにはいかないのでご容赦ください。

写真右のノンロットのナチュラルオークという色をもともと塗っていたのですが、新規で張り替えた部分はこれだと色が合わなかったので、写真左の黒・赤・黄色の調色材で色を調節して既存の色に合わせました。

現在お住まいになられているお部屋に対して塗装を施す場合、生活環境の観点から油性塗料ではなく、水性塗料を使用する場合が多いです。やはり油性塗料は臭いが部屋に残り、シンナー系の臭いが苦手な方が大半ですので、そこはこちらも気を使うところです。しかし、今回の場合、既存が油性塗料だったこともあり同じ塗料で仕上げるのがセオリーというのもあったのでそうしました。水性塗料の場合ですと、水性塗料に含まれる水分を気が吸って導管といわれる木の目がふやけて膨らむ現象を招く恐れと、塗料自体の発色が油性塗料に劣る色味があるので、臭いはご容赦いただき油性塗料で仕上げました。